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【市議会9月定例会振り返り①~行財政構造改革プランについて~】

執筆者の写真: 慧 務川慧 務川

先日10/1をもって、相模原市議会9月定例会は閉会となりました。

議会開催中であっても土日は地域の各行事(特に防災訓練と稲刈りが印象的でした!)に参加し、とても充実した日々でした。


さて、SNSへの活動報告が滞ってしまっていましたので、今後数日間で9月定例会の振り返りをいたします。


8/26(月)に本会議スタートとともに9月定例会が招集された。


翌日8/27(火)は「全員協議会」を開催。


市から「行財政構造改革プラン」の早期終了について説明があり、各会派の代表が質疑を行った。


予算の削減や公共サービス・公共施設の廃止などが打ち出された同プランは我々市民から悪評が立っていることで有名。

それがプラン終了は令和9年度まで続くはずだったが、今回突如として、「令和6年度(今年度)を持って終了」することが市から告げられた。


市の説明によれば、市税収増やプラン取組の効果により財政健全化の目途がたったから、とのこと。

(単純に「緊縮しすぎ」だったのと、コロナ交付金が執行しきれず財政調整基金が積み上がり過ぎただけではないだろうか。。。)


ともあれ、緊縮財政はこれで名目上終わりを告げるので、そこは良しとしたい。これまで当選する前から私自身も、行財政構造改革プランの必要性に疑問を呈しており、また自民党会派としてもプランを通じた緊縮財政については見直しを求め続けていたため。


しかし、問題もある。


「プラン終了」というが、プランの柱である「扶助費の見直し政策」や「公共施設の廃止再編」については、従来通り続けるのだそうだ。(図書館相武台分館の廃止もこれまで通り変わることはない)


であれば「何が終了」となるのか、がわからない。この点を「全員協議会」でも多数の会派から突っ込まれていたが、市の説明は釈然としないものであった。


ここが問題だ。


「振り上げたこぶしは下せない」のだろう。

当然だろう。なぜ南市民ホールは廃止となり、その他の廃止未着手の事業は生き残るのか、一貫性がない。理解する。

他方、「プラン終了」と銘打って悪評を断ちたいのだろうか。


まったく態度に一貫性がない。はっきり令和9年度までプランを継続すれば一番ケジメはつくだろうに。


この点を市民に理解・納得してもらうには労苦を伴うだろうということだ。(なんとなく、市民が知ることもなく「いつの間にかしれっと終わっていた」ということにするのだろうが)


「なぜ行財政プランを打ち出したのか」

「なぜ今突然終了というポーズをするのか」

「なぜ終了と宣言するのに、個別具体の改革施策は継続するのか」

この辺を改めて、市長をはじめ、緊縮財政プランを打ち出した市の為政者はしっかりと答えられるようにしなければならない。

 
 
 

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